Leprous / The Congregation
ノルウェーのプログレッシブメタル、Leprous / The Congregationをレビュー。
1.作品を選んだ理由
初めて買ったLeprousです。最初に知ったのはIhsahnあるいはEmperorのバックバンドとしての彼です。なんかIhsahnの義理の弟らしいね。
2.内容
2015年にInside Outからリリースされた4th。このバンドは首魁の2人であるEiner Solbergと
低音ギターやミュートギターによるギターリフとリズムのシンクロ、カウント不可能な拍子、ダウナーでモノクロームな雰囲気、Einerによって朗々とハイトーンで歌い上げられる雄大なメロディ。初期作はざらついたメタリックなギターリフやデスヴォイスもあったようなんだけど、本作ではそういった要素は全く姿を消していてる。やっぱEinerの歌がうまくなったからなんですかねぇ…。おかげで類型的なプログレメタルっぽさが薄れ、シンプルにLeprousっぽいなぁーとしか言えない音楽になった気がする。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
ここから入るもよし。バランスの取れた良作。
4.どのような人に推奨するか
作品を重ねるごとにメタルファン向けではなくなっていく気がするこのバンドだが、ここまではまだ大丈夫。まだヘヴィです。個性の確立された作品という意味では前作『Coal』か本作をまず聞いていただき、ヘヴィメタルな方向性がお気に召した方は初期作に戻る、リズムとボーカルに魅力を感じた方は次作以降を聞く、というのが良いと思います。