Andromeda / Ⅱ=Ⅰ
スウェーデンのプログレッシブメタル、Andromeda / Ⅱ=Ⅰをレビュー。
1.作品を選んだ理由
1stに引き続き。Andromedaの中ではこれを一番最初に買ったので、結構思い入れはある。高校の頃によく聞いてたなぁ。
2.内容
2002年に日本のAvalonからリリースされた日本盤を持っています。日本リリースが先行したってことなんだろうか?その後Cenruty Mediaからもリリースされた2ndアルバム。前作ではゲストボーカルを迎えての制作でしたが、本作では正式にボーカルが加入しています。ミドルトーンに魅力を持った感情的で艶がある声をしていますね。アルバムタイトルは#4の楽曲タイトルにもなっている通り"Two is One"と読むらしいですよ。意味は知りません…。
1stからの比較と言う意味では、あるいはがっかりした人が多いのかもしれませんねぇ。前作の透明感あふれるテクニカルフレーズ満載の勢いあるプログレメタルから、リフオリエンテッドで重厚なサウンドに変化しているのだから。もちろん、ちゃんとAndromedaっぽい…というかJohan Reinhortzっぽいと言ったほうがいいのか?...冷ややかでメカニカルなフレーズはそこかしこで聞けるし、変拍子満載の複雑な楽曲構成は健在なんだけど、全体の印象と地味ではあるよね。派手なテクニカルさを求める人は、インストの#5 "Morphing Into Nothing"をリピートすることになるでしょう。私がそうでした。一方で、歌メロは圧倒的に印象的に残るようになったというか、ちゃんと歌モノとして楽曲が作られるようになったなという印象があるよね。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
前作とは方向性は変わったけど、Andromeda印のプログレメタルです。まぁ思い出補正もあるかも。
4.どのような人に推奨するか
前作はテクニカルインスト派におススメでしたが、こっちは地味でリフ中心のより内省的なサウンドになっていますね。好きなんだけど、似てるバンドを挙げにくいし、リコメンドしづらいな。