Skeletal Remains / The Entombment of Chaos
THE ENTOMBMENT OF CHAOS (ジ・エントゥームメント・オブ・カオス: +bonus tracks)
- アーティスト:SKELETAL REMAINS
- 発売日: 2020/09/23
- メディア: CD
アメリカのデスメタルバンドSkeletal Remains / The Entombment of Chaosをレビュー。
1.作品を選んだ理由
2016年の浅草デスフェストでもらったコンピCDに入ってた縁。新宿ディスクユニオンのデスメタルコーナーで推されてたので購入しました(11.6)。
2.内容
2020年リリースの4thフルアルバムで、Century Mediaからのリリース。手持ちの日本盤はDaymare Recordingsというところが出しているのかしら?日本盤なので2,500円+税です。多分輸入盤はもっと安いんだろうけど、急いでいたので輸入盤を探す気にはならんかった。まぁお布施ということでいいでしょう。ていうかCentury Mediaって大手さんだよね。そんなところからこんなゴリゴリのオールドスクールデスメタルでリリースできるってスゴイじゃんね。バンドは2011年結成と、まだまだお若い子たちです。
音楽性は至極真っ当でキャッチー&ハイクオリティなオールドスクールデスメタルサウンドです。ブルータルに寄りすぎることもなく、リフと曲を大事にしている感じが伝わってくる。ObituaryとかIncantationとかMorbid Angelとかの「美味しい」部分を抽出して煮詰めたような荒々しく重厚な刻みリフ、基本的には疾走感のあるドラムが絡んでいく楽曲は、勢いがあってとても聞きやすい。プロダクションも非常に良好で、聞きやすくも黒く分厚い音作りはまさにデスメタル。名手Dan Swonoによるミックス・マスタリングというので納得。まさにあの音だすね。ボーカルワークもディープなグロウルで迫力十分。もちろんメロディックなギターソロも完備。ブックレットにはご丁寧に、ギターソロ担当者まで記載されているぞ!決して所謂メロディックデスではなくて、ほんとにストレートにデスメタルというしかない音を出しているんだが、耳を引くリフやソロが多く全体的な印象としてはメロディックな気さえするから不思議だね。
メインはインスト含む10曲で、(イントロ1+曲4)*2で構成されたレコードのA面B面みたいなつくり。ボーナストラックはカバー1曲と本作楽曲のデモ2曲。カバー元を知らんので、違和感なく聞けてしまいますね…。デモはあってもなくてもいい感じだが、最近のバンドはもはやデモの時点で結構音質いいよなと思った。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
良い!