Rebaelliun / Bvrn the Promised Land
Burn The Promised Land -Reissue-
- アーティスト: Rebaelliun
- 出版社/メーカー: HAMMERHEART
- 発売日: 2016/05/27
- メディア: CD
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ブラジルのデスメタルバンド Rebaelliun / Bvrn the Promised Landをレビュー。
1.作品を選んだ理由
かなーり前に2nd "Annihilation”を持っていたのだが、ディスクユニオンで手持ちにないこの作品を見かけたので購入。
2.内容
1999年リリースの1stフルで、Hammmerheart Recordsから。バンド名はどういった意味なのだろうか?ちなみにアルバムタイトルは"Burn ..."だと思うが、意図的に"Bvrn..."とされている。ブラックメタル勢も良くやる手法だが、古ラテン語ではu/vの区別がなくvがこれを兼ねていたからということ。前にも書いたかな?"Trve Cvlt"などと書いてあれば、それはトゥルーカルトなのだ。手持ちのは1999年のデジパック盤で、ボーナストラック(デモ2曲)を含む。
で、音楽の話をすると、まぁバンド名と出身国から想像がつく通り同郷のKrisiunと同じような音楽性である。乱暴に言えば、Morbid Angelの禍々しいリフの雰囲気や華々しいギターソロを継承しつつ、彼らのリチュアル(儀式的)な雰囲気を暴虐性・攻撃性にかなり偏らせたサウンド。流麗というよりは力任せな感のある人間味のあるブラストビートが曲の突進力に大きく寄与している。#5で怪しい雰囲気を纏ったインストを挟んで、残り8曲は大体爆走している。モダナイズされカチっとしたデスメタルではなく、あくまでオールドスクールなデスメタル。まぁなんというか、本当にKrisiunですわ。音がどっしりしているのが良い。
デモ2曲は本作に収録された#1, #4のもの。どっちも言われなきゃデモってわからない程度には高品質で、本編と大差ない。録音レベルが結構違っていて、"At War"はなんだか音量は小さい。"Spawning The Rebellion"の方はデモの方がドラムが近くて生々しいので、デモ版の方がイイ説もある。不思議だねぇ。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★-
ギターソロの乱舞が印象に残る。激しくて良い。