我孫子武丸 / 弥勒の手
- 作者:我孫子 武丸
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: 文庫
1.作品を選んだ理由
先に読んだ『殺戮にいたる病』が衝撃的だったので、さっそく別作品を手に取ってみた。
2.内容
2005年の作品で、2008年に文春文庫から文庫リリース。怪しい新興宗教と、その宗教団体との関連性が疑われる殺人事件。殺人事件の真相と宗教団体に迫る2人の主人公(教師と刑事)、そして驚きの結末…。と、まぁそれは分かるんだけど、帯と裏表紙がちょっと煽りすぎなんだよなぁ…「空前絶後の驚きを編集部完全保証!!」とか。本作を手を取った理由の1つではあるから文句はあまり言えないけどね。
ファンタジーやメルヘンではなく、あくまで人間社会を描いているのがイイ。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★--
私もこの宗教団体のシステムを立ち上げたいです。『殺戮にいたる病』ほどの衝撃度や尖り度ではなかったけど、普通に面白い。
4.どのような人に推奨するか
捜査小説、サスペンスが好きな方。