めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

中川右介 / クラシック音楽の歴史

クラシック音楽の歴史 (角川ソフィア文庫)

クラシック音楽の歴史 (角川ソフィア文庫)

中川右介 / クラシック音楽の歴史 のレビュー。

1.作品を選んだ理由

 本屋で目立つところに陳列されており、タイトル買い。

2.内容

 2013年の本を加筆修正する形で2018年に角川ソフィア文庫から刊行された。ルネサンス期以降に西洋で発達した所謂『教科書で習いみんながクラシック音楽だと思っているクラシック音楽』について、ジャンルとしての歴史を書いた本。時代順に99のトピックを積み重ねる形で構成されており、どこから読み始めてもよい、という構成。特定の作曲者にフォーカスした章もあり、トリビア的なエピソードもあり。取り上げられている作曲家は本当に基本的。多分クラシック音楽に詳しい人は、浅いと感じるであろう。あくまで観点は、クラシック音楽が現代にいたるまでに進化していく音楽の歴史。  

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★★-
 タイトル通りの本。

4.どのような人に推奨するか

 きっとクラシック音楽好きは知ってることだらけなのではなかろうか。歴史好き、クラシック音楽入門者向け。