体験記:肉筆浮世絵名品展 ―歌麿・北斎・応為(太田美術館)
体験記シリーズ。応為さんを見に行ってきた。
1.鑑賞のきっかけ
行ったことない美術館であるのと、葛飾応為の『吉原格子先之図』が展示されるってので行ってきた。
2.内容
場所は原宿から徒歩数分・ラフォーレ原宿の裏と、えらく立地がイイ。東邦生命相互保険会社(いまはジブラルタ生命になってしまった)の社長を務めた太田清蔵さんが蒐集したコレクションを展示している。かなりこぢんまりとしたサイズ感の美術館で、1~2Fの2フロアを展示室として持っているが、総面積はコンビニエンスストア程度かしら。音声解説なんかもないです。チケットのもぎりすらない。
まず入場してすぐの床の間エリア(靴を脱いで上がる必要がある)に、北斎の肉筆虎絵と応為の『吉原格子先之図』の目玉作品が早速展示されている。後者は初めて実物見たんだけど、思ったより小さい紙に書かれていたんだね。やっぱこの作品の情感と光の表現はすげぇや。
その他、菱川師宣・勝川春草・喜多川歌麿といった面々の肉筆浮世絵が並ぶ。近代明治から小林清親の作品が出ていたのも嬉しかった。彼も夜と明かり(照明)の表現が非常にロマンティックで好きなのだ。やはりというか全体としては美人絵が多かったんだけど、2Fでは絵巻や扇子絵なんかも展示されていた。展示スペースが狭い中かなりの作品数が出ていたこと、キャプションもかなりの作品に付与されていたこと、柵(あれ、結界って呼ぶんだね)がなく間近で作品を見られたことなどから、満足度はかなり高い美術館・企画展でした。入場料は700円だし小粒な美術館なので値段なりかなぁ~…と事前には思っていたんだが、鑑賞ボリュームとしてはむしろ高コスパに感じられた。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
700円でこれだけ見られれば。納得。
4.どのような人に推奨するか
浮世絵好きは是非。版画絵で有名な絵師も結構いますが、大量生産品の版画絵と1点モノの肉筆画の違いという観点で見てみるのも面白いよ。
Ex.ギャラリー
会場内撮影禁止なので看板だけ
