Perversor / Demon Metal
The Shadow Of Abomination by Perversor (0100-01-01) 【並行輸入品】
- アーティスト:
- メディア: CD
チリのブラック/デスメタルバンド Perversor / Demon Metalをレビュー。
1.作品を選んだ理由
近代ブラックスラッシュの有名どころとして購入。
2.内容
2007年結成の若いバンドだが、やっていることは究極的にオールドスクールな初期型のブラッケンドデス&スラッシュメタル。こちらは1stアルバムの後にリリースされた5曲入りの1st EPで、2010年にHells Headbangersから出た。Hells Headbangersさんなので流通は結構いいというか、この作品は普通にAmazonで買えた(今は入荷がないみたい)。
初期SodomかSarcofagoが想起されるRawサウンド。刻みの鋭いスラッシュリフではなく、パワーコードやトレモロでかき鳴らす系のリフが多いのと、ドラムはガチャガチャしたうるさいブラストビートとノリのよいツービート疾走が目立つ。ダークではあるものの、リチュアルさや怪しい雰囲気はあまりなく、あくまでスラッシュ由来の暴力性と突撃感を大事にしているサウンド。誤解を恐れずいえばややMotorheadのようなロックンロール的なノリも持ち合わせているというか、前向きな陽性さを感じたりもする。
EPなので5曲18分というランニングタイムだが、勢いのある楽曲が詰まっていて何度となく聞ける。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
とにかくノリが良い前のめりなスラッシュ。