Cultes Des Ghoules / Haxan
ポーランドのブラック/デスメタルバンド Cultes Des Ghoules / Haxanをレビュー。
1.作品を選んだ理由
特に理由なくブログ書きながら聞いてたのでついでにレビュー。汚らしいプリミティブ/ベスチャルスタイルのブラックメタルを買い求めたいた時期に買ったものです。普通にディスクユニオンで見かけて買った記憶があるぞ。
2.内容
バンドのフルアルバムとしては第一作目。2008年にリリースされました。Hells Headbangers Recordsからもリイシューされているようなので、そこそこ流通しているんじゃないでしょうか?オリジナル盤も1000 Copiesってあるけど、1000枚限定程度だと普通に手に入ったりするからね、このジャンルは…。
さて音楽性は、何に似ているといえばいいのかね。ささくれ立ったとげとげしいギターの歪みによるオカルティズム溢れた反復的なトレモロリフと、荒々しくプリミティブにドカドカと叩きならされる中速ブラストビートとスローテンポによるブレークダウンを行き来する展開、どことなくMayhemの『De Mysteriis Dom Sathanas』の時のAttila氏を思われる呪言めいたうめき声ボーカル、8分から~16分の長尺曲(あんまり展開は覚えてない)で構成されています。汚らしいけどしっかりと構成されたブラックメタルという印象です。なんだろう、ギターリフはメロディアスではないんだけど、口ずさめるようなキャッチーさもあり。#3 "Stegoica Dance"なんていいリフが詰まっている佳曲だと思います。同郷のBestial RaidsさんなんかがBeheritとかBlasphemy的な突撃ブラックやってるのに比べると、本作は大分音楽的に聞きやすいんじゃないでしょうか。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★-
まぁまぁ。
4.どのような人に推奨するか
プリミティブブラックっぽさとドゥームデスっぽさを両方備えたハイクオリティなカルト音楽」って感じ。リフもしっかりしているし、聞きやすいと思います。