Freak Kitchen / Dead Soul Men
- アーティスト: Freak Kitchen
- 出版社/メーカー: Rising High
- 発売日: 2014/06/03
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
スウェーデンのテクニカル/ヘヴィメタルバンド Freak Kitchen のDead Soul Menをレビュー。
1.作品を選んだ理由
Freak Kitchenの手持ちを一通り聞いていくぞ、の続き。なお、自分はこのアルバムを一番最初に聞いたので、この作品が基準です。
2.内容
2000年リリースの4thフル。ポップ度全開だった前作3rdからうって変わって、ゴリゴリでヘヴィなギターが全開な骨太ロックサウンドになっている。#1 'Silence!"からして、7/16拍子のヘヴィでハイスピードなリフを中心に、疾走するコーラス、シャッフルリズムで変態度の高い中間パートとギターソロと、3rdから2nd/1stを飛び越えてよりヘヴィでテクニカルな方向性を示している。
クリーントーンやアコースティックギターの出番は激減し、ディストーションサウンドによる歪んだリフが中心になっている。そのリフも刻み速弾きハーモニクスとなんでもアリで印象的なものが多い。複雑な拍子やリズムチェンジがマシマシなうえ、全体的に曲のテンポが上昇傾向というか、コーラスパートでさえも複雑な拍子のリフで押し通す勢いがあり非常にアッパーな雰囲気がある。前作の反動かしら。#7 "Dead Soul Men"とか#10 "Supermodel Baby"とか、ちゃんとメロディアスなコーラスを持つ曲もあるものの、全体としてはヘヴィ&テクニカル!
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
最初に聞いたので思い入れ補正もあると思うけど、自由度の高いギターと変拍子が好きで高評価。
4.どのような人に推奨するか
1st~4thまでの中では一番テクニカルで変拍子が多いので、プログレメタル嗜好の人におススメする作品ならこれ。メロディ派は3rdを聞いてください。