The Crown / Possessed 13
- アーティスト: Crown
- 出版社/メーカー: Metal Blade
- 発売日: 2003/10/21
- メディア: CD
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スウェーデンのメロディックデス/スラッシュメタル The Crown / Possessed 13 をレビュー。
1.作品を選んだ理由
The Crown作品集め。解散前の最終作ですね。
2.内容
2003年リリースの6th。手持ちのはボーナスCD付属のデジパック仕様。5thで脱退していたJohan Lindstrand[Vo]が復帰し、4thと同じ編成で作成された。
前作がデスメタル色が強まっていたのに対し、今回はガッツリとしたスラッシュに戻ってきている印象。4thのような機械っぽさ・整合性の代わり、ロックンロール的な荒々しさとドライブ感・ヘヴィさが大幅にアップしている。どこかのレビューではDeath'N Rollなどと表現されていた(響きがカッコよくないからあまり好きな言葉ではないけど)。
チューニングも5th譲りで、多分一音下げのD。1つ1つの音が太く、特によく歪んだデカい音でベロンベロンと目立つベースが相当に強力。楽曲もメロディ要素はほぼ排され、ザクザクとした低音リフで押しまくる疾走曲が多い。ミドルテンポなデスメタル曲は#8, #11で、あとは大体スラッシュビートで突っ走っている。問答無用でテンションが上がる。
ボーナストラックは1994年以前のデモ集。本編とは異なる、メロディ要素の強いデスメタルが収録されている。#12-#13は4thのアウトテイクかな?Bathoryカバーの#12が刻み速すぎで最初ビビった。ブラックメタル感は殆どなく、The Crown流のスラッシュサウンドに変貌している。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
4thと並ぶ名盤。4thと6thがツートップかな。
4.どのような人に推奨するか
4thと併せて、「デスラッシュを聞くならこれは抑えておきたい」系の作品。ボーナスはあくまでファン向けボーナスで必聴とまでは言えないものなので、単独盤を買っても全然問題ないと思う。