めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Bloodred Hourglass / Heal

フィンランドメロディックデスメタルバンドBloodred Hourglass / Heal をレビュー。

1.作品を選んだ理由

 久しぶりにディスクユニオンに行ったらなんか欲しくて。名前聞いたことあり且つやや興味のあったこのバンドを買ってみた。

2.内容

 2017年、手持ちは日本盤でward recordsからのリリース。2曲のボーナストラックと対訳解説付き日本盤で1,800円は安いよねぇ。Wardさんエライ。久しくメロディックデスは買っていないが、フィンランドのメロディックデスと言えばChildren of BodomやKalmahなんかが思い浮かぶわけだが、クラシカルな旋律が舞い踊るハイテンションなメロデスではなく異なり、かなりリフオリエンテッドな楽曲づくり。メロディは比較的ゆったりと流れ、リフ及び曲の構成要素の1つに収まっているといったところ。帯には「疾走するドラムにスラッシーなギターリフ」とあるが、ミドルテンポでどっしりと構えたリズムの曲が結構ありますので、想定したメロデスものとはちょっと違った。悪く言えば地味。どちらかと言えば、Borknagarとかのエピックなメタルがややノリが良くなった、くらいの感触で聞くといいかもしれませんな。クサメロ派には物足りないかもしれないが、そんな中#7 Times We Hadは疾走&トレモロリフの前のめりなメロディックデスをやっていて、なかなか良い。  

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★★-
 地味かもだけど、結構好き。これくらいのメロディ感がイイのかもしれん。

4.どのような人に推奨するか

 Children of BodomDark Tranquillityでいえば初期ではなく後期作品に近い、リフ中心+ミドル主体のメロディックデスです。好きな方に。