めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Entrapment / Lamentations of the Flesh

Lamentations of the Flesh

Lamentations of the Flesh

  • アーティスト:Entrapment
  • 発売日: 2014/06/03
  • メディア: CD

オランダのデスメタルバンド Entrapment / Lamentations of the Fleshをレビュー。

1.作品を選んだ理由

 先日デスメタル闇鍋で知った作品の2ndを見かけたので入手。

2.内容

 2014年リリースの2ndフルで、1st同様にSoulseller Recordsからリリース。Opeth的なエキゾチシズムを感じるイントロに導かれるは、前作譲りのスウェディッシュ系のオールドスクールデスメタル。ドライブ感のある疾走パートと、スローで邪悪なパートが入り混じる雰囲気は、やっぱりスラッシュメタルの延長戦上にある音楽であると感じられる。
 音質は前作より向上している。前作は南米ベスチャルスラッシュ的な生っぽさのあるサウンドだったが、今回は硬質で作りこまれたサウンドになっている。と思って調べてみると、前作1stは全楽器を中心人物のMichel Jonkerが担当したのに対し、今作ではちゃんとバンドメンバーがいて各楽器を担当してもらった模様。なるほど。ギターの真っ黒なサウンドは不変だし、音質の向上でて勢いが削がれているワケでもないので、まぁ正統進化なんじゃないかしら。メロディラインが放つ若干の湿っぽさも特徴的。

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★★-
 普通に良い。特に悪い点とかはないです。

4.どのような人に推奨するか

 スラッシュ延長の邪悪でオールドスクールデスメタルが好きな人、スウェディッシュデスが好きな人。