めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Deranged / Obscenities in b-flat

Obscenities in B Flat

Obscenities in B Flat

スウェーデンデスメタルバンドDeranged / Obscenities in b-flatをレビュー。

1.作品を選んだ理由

 スゴイ昔に2nd "High on Blood"を名作だってことで買ったことがあるのだ。

2.内容

 相変わらず血まみれなジャケットだなぁ。2006年リリースの6thフルで、Listnable Recordsからのリリース。今も活動してアルバム出しているっぽいねぇ。

 スラッシュ由来のやや乾いた音で刻み中心のヘヴィなリフを持つオールドスクールデスメタル。北欧だけど所謂スウェディッシュデス的な感じではなく、US系のストレートでテクニカルなデスメタルをやっておる。ファストなブラストビートをポコポコと叩きツーバスを打ち鳴らすが、全体的にリフが面白くなく全体的勢いをあんまり感じないというか。ボーカルはドスの効いたグロウルでいいと思うんだけど、ブルータルデスメタルというほどの元気や速さがあるわけではなく、リフや展開が特徴的ともあまり思えないので魅力が薄い。サウンドプロダクションによる部分もあるかもしれないかなぁ。

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★---
 あんまし!

4.どのような人に推奨するか

 うーん、B級US系デスメタルを聞きたい人に。でもできれば2ndから聞けばいいと思うよ。