めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Hammerfall / Glory to the Brave

グローリー・トゥ・ザ・ブレイヴ

グローリー・トゥ・ザ・ブレイヴ

スウェーデンのパワーメタル Hammerfall / Glory to the Brave をレビュー。

1.作品を選んだ理由

 安く売ってた。パワーメタルでよく聞く名前だよねーってことで一つ。

2.内容

 1997年にNuclear Blastからリリースされたというデビュー盤。手持ちはVictorから出た日本盤(安かった)。今では20周年記念デラックスバージョンが出ているらしいが、当然こちらはそんなんではない初期盤。
 なんというか、HelloweenとかGamma Rayとか…いやもっとさかのぼってAccept(ただしこっちは歌い上げる感じでより聞きやすい)とか…とにかくボーカルオリエンテッドなパワーメタルをエッセンスのみを抽出して作ったような、超シンプルでポジティブで力強いメロディックメタル。確かにいそうでいないわね、こういうバンドは。悪く言えば予定調和的な普通のリフ・普通のメロディー・普通のギターソロといってしまえる内容なんだけど、アレンジが上手いというか、聞かせ所を分かっているなと。
 …でもなんか、こういうのをピュアなヘヴィメタルって呼んでいいのだろうか?っていう違和感はある。ライブは楽しいと思う。パワーバラードっぽい#4なんかもあるんだけど、全体的に心にキュンと来る感じはしないんすよね。  

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★--
 歌心のあるシンプルなヘヴィメタル。別に悪いところはないんだけど、どうも、あまりいい印象にならない。プロダクションがややショボいというのもあるかもしれない。

4.どのような人に推奨するか

 複雑さがなく、勇壮でわかりやすいメロディアスなヘヴィメタルを聞きたい人に推奨。