めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

体験記:窓展:窓をめぐるアートと建築の旅(国立近代美術館)

www.momat.go.jp

1.鑑賞のきっかけ

 1月末の金曜午後に麹町のセミナーに出た後、徒歩で行ける国立近代美術館に直行。なんか優雅ですね。

2.内容

 窓をテーマとした展示。その展示は絵画のみならず、建築・映像作品・インスタレーション(装置っぽいもの)など様々なバリエーションを見せる。架空の国を表現した『西京人』の展示では、とびっきりの笑顔をすると、ワンフレーズ歌うか…などしないと入国ゲートを通れないなどの仕掛けもある(ちょっと面倒)。映像作品でいくつか印象的なのがあったな…Macだったかのウインドウ(窓)がウイルスに感染した時のように開きまくったり重なったりする、不気味な作品だった。あとは、「窓奥の扇風機で観音開きの木製窓が開き、両サイドの扇風機で窓が閉じる」を繰り返すインスタレーション作品も記憶に残っている。なんだったろうなあれば…。順路前半から、ドアが閉まる時のようなドタンバタンとした音が聞こえてきていたので、あぁこれだったのか、と得心が言った。今調べたら、ローマン・シグネール《よろい戸》という作品だった。
 現代美術中心で「あぁこれが有名なあの作者の…!」という類の展示ではなかったが、ぼんやり回って見てて面白かったな。マティスとかデュシャンくらいしか知ってる人おらんかった。
 企画展チケットで観覧可能な常設展も行ってきた。好きな絵画である和田三造『南風』がまた見れてよかった。

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★★-
 金曜午後に会社に行かずに美術館に行くというシチュエーションもあったが、結構楽しかったよ。

4.どのような人に推奨するか

 綺麗だったりヘンテコだったり、いろいろな種類の作品を楽しめる人におススメ。

Ex.ギャラリー

窓展!ほとんどが撮影可能だった

館外に設置された大型作品。時節柄寒かった。

ウインドウの嵐

例の『よろい戸』