めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

体験記:ルノワールとパリに恋した12人の画家たち(横浜美術館)

artexhibition.jp

体験記シリーズ。ルノワールとパリに恋した12人の画家たち 展に行きました。

1.鑑賞のきっかけ

 企画展そのものを目的として行ったのではなく、そごう美術館の『不思議の国のアリス展』に行ったついで。あとこの美術館も行ったことが無かったので見てみたかった。 ↓アリス展

2.内容

 横浜そごう美術館から日産自動車の本社ギャラリーを抜けてみなとみらい方面へ。途中のMARK ISで軽食を取り、目の前の横浜美術館へ。横浜来たのは大分久しぶりだったんだけど、グランモール公園含め幾何学的に整備されていて綺麗だなと思った。

 初めての美術館で入口に戸惑いつつ、チケットと音声ガイドをゲット。本展示会はフランス・パリのオランジュリー美術館(オルセー美術館と兄弟関係にあるような美術館らしい)のコレクションを借り受けることで実現したもので、19~20世紀を生きたヨーロッパの画家たちの名作が楽しめる。
 タイトルにルノワールを冠しているのは、取り上げられたメンバーの中で最も有名だからだろうか。展示会は計13人の画家たちを1章で1名ずつ順番に紹介していく極めてストレートな構成。一人一人の作品点数はそんなに多くなく5~6枚が基本。出品リストを見るとわかるが、1作品のみの画家もあった。美術館単位の企画展だと「どの美術館が何の作品を保有しているか」の勉強になるね。
 音声ガイドは上白石萌音さんとBGMピアニストに福間洸太朗さん。可愛くも落ち着いた良いガイド。

 ちなみに、企画展のチケットで常設展(コレクション展)も見れる。疲れててざっとしか見なかったので感想は省略するが、江戸~第二次世界大戦後までの長い期間の中で様々なテーマ設定の元、近現代画家による絵画・彫刻などが紹介されていた。企画展よりこちらの方がボリュームがあるくらい。プリツカー賞を受賞している丹下健三の設計による美術館そのものも見どころ!

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★★-
 …と、総じて良かったと思う。個人の問題だけど、ハシゴすると後半は集中力が低下していてよくないね。

4.どのような人に推奨するか

 テーマ通りのわかりやすい企画展なので、興味ある画家が出品しているならば行ってみては。常設展も含めるとボリューム大なので、ハシゴせず単独鑑賞の方がいいかも。

Ex.ギャラリー

館内の看板

展示内で唯一撮影可能だったポールギヨーム邸宅のミニチュア再現

外観。綺麗。