めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

栗原道子 / これだけは知っておきたい「レポート・報告書」の基本と常識

これだけは知っておきたい「レポート・報告書」の基本と常識

これだけは知っておきたい「レポート・報告書」の基本と常識

栗原道子 / これだけは知っておきたい「レポート・報告書」の基本と常識 のレビューです。

1.作品を選んだ理由

 新入社員の時に買った模様。超久しぶりに目を通してみた。

2.内容

 2008年初版のフォレスト出版からのリリース。所謂ビジネス本の一種。まぁこの手の内容の書籍は、いつの時代もそう大きく変わりはしないので、今読んでも通じる内容だと思う。著者はビジネス関係の研修講師を長く務めた経歴の持ち主であるらしい。

 一般的な企業で求められるようなレポート・報告書を対象とした解説本(学術のそれではないぞ)。書籍の構成としては1~3章で、報告書・レポートとは何か、基本的な書き方・魅せ方を説明。多分この辺は、どの本を見ても似たような内容が書いてあるんだろうと思う。個人的に今でも一番意識してやっていることは、第3章の「一枚主義」。必要な内容を取捨選択して簡潔・端的にまとめるという意味での具体的な施策が、レポートの分量を1枚に抑える(つもりで書く)ということ。障害報告書や打合せ資料などを作成するケースは数多いが、1枚に収まる報告書というのは今でも気にしている。実際には、1枚という言葉には、1ページ・2ページ(両面1枚)・4ページ(2in1の両面)のケースを含ませているが、最大でも4ページまでかな…。後は「時間をかけずに即作る」も意識しているかな。
 書籍としてのアピールポイントは第4章~5章で、具体的なシチュエーションに応じた報告書・レポートの事例が載っている。日報・週報・月報・議事録といった一般的なケースから、障害報告・OJT報告・イベント実施報告といった具体的な活動に即した内容までをカバーしていて、ある程度そのまま参考にできる場合もあると思う。

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★★-
 なんだかんだ、今の自分のレポートはこれが土台になっている気がする。

4.どのような人に推奨するか

 新入社員さんや、レポート・報告書が苦手な人へ。こういうのって、年次を重ねていてもヘタな人はヘタだよなぁ。