めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Putridity / Mental Prolapse Induces Necrophilism

 

Mental Prolapse Induced Necrophilism

Mental Prolapse Induced Necrophilism

 

 

イタリアのブルータルデスメタルバンド PutridityのMental Prolapse Induces Necrophilismをレビュー。

 

1.作品を選んだ理由

 2ndがものすごい高速ブルータルデスで気に入ったので。新宿ディスクユニオンにて購入。1回スルーしたんだけど、色別割引で少し安くなってたので。

 

2.内容

    2007年リリースの1st。2018年にデモ等を収録した再発版が出ているようだが(上記Amazonリンクはそれ)、私が買ったのは初期のPermeated Records版です。Encyclopedia Metallumには1,000 copiesって書いてあるが本当か?

 内容的には典型的ブルータルデスメタル。ボーカルは何を言っているかさっぱりわからない系の超低音グロウルで、ギターは低音の刻み中心にハーモニクスを混ぜていく、よくあるパターンで混じりっけのない純粋なブルータルデスというやつ。2ndを先に聞いているので比較になるが、以下のような印象。

 ・演奏はすでにめちゃくちゃうまい
 ・各楽器よく聞こえるが、音は2ndに比べ少し荒々しい感あり。
 ・スピードを落としてミドルテンポで攻めるパートが結構ある印象。2ndの方が突撃パートが多いと思う。
 ・ボーカルの違いが結構全体の印象を変えている(どっちがいいとかではない)

 どの曲も2~3分とコンパクト(最後の曲だけ8分弱あるが、後半半分はホラーなSEなので不要)で、正味25分くらいのアルバムです。でも、ブルータルデスはこれくらいのランニングタイムでいいんだよね。30分前後が適正だと思います。

 

3.感想/評価(★の5段階評価)

 ★★★★-

 2ndと比較するから上記の感想になるだけであって、単品として評価したら普通に高品質なブルータルデスです。最後の長いゴアSEはいらない。

 

4.作品をどのような人に推奨するか

 ブルータルデス好きはどうぞ。でも、2nd先に買ってからでもいいと思う。ボーカルが違うので、それは好き好きがあるかもしれないです。