めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Fecundation / Decomposition of Existence

韓国のブルータルデスメタルバンド FecundationのDecomposition of Existenceをレビュー。amazonにはないね。

  

1.作品を選んだ理由

    よくよく、はるまげ堂で推されているのは知っていた。浅草デスフェスト2017に出演していて、多分見たと思うのだが、CDはこの時買わなかった。偶々ディスクユニオンで見かけたので購入。

 

2.内容

    2018年2nd。ギターはテクニカルで、トレモロ・低音刻みリフ・高音スウィープ・ハーモニクス等を使いこなし、矢継ぎ早にいろいろなリフを繰り出す。スウィープはギターソロ的に使われるのではなく、フレーズの1役割として登場するイメージ。ギターソロもちょくちょくあるが、基本的には多彩なリフで攻めたてる曲作り。ドラムも非常にうまく、テクニカルなリフに合わせ正確なリズムをたたき出す。曲は緩急があり、ブラストビートとゆったりしたテンポダウンが半々くらいか。

 ギターは気持ちよく歪んでおり、籠ったところのないストレートなサウンド。ドラムも生っぽい感触だが、いわゆるカンカンした高音スネアではなく低めの音でズドドドと鳴らしている。好みの音です。Deeds of Fleshとかと同じ感覚で聞ける。

 

3.感想/評価(★の5段階評価)

    ★★★★-

  レベル高いです。

 

4.作品をどのような人に推奨するか

  Deeds of Flesh的なブルータルデス好きは買ってよいでしょう。Amazonにはなかったので、専門店で買うべし。