めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

米澤穂信 / 儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

米澤穂信 / 儚い羊たちの祝宴 のレビューです。

1.作品を選んだ理由

 この作品ではないんだけど、「おススメのミステリー特集」みたいなWebページでこの作者を見かけたことがあったので。

2.内容

 2008年作、新潮文庫より発刊。知らんかったけど、『氷菓』の人なんですか?えるたそ~ですか?
 本作は5つの短編からなるダークな連作ミステリー。各話は独立して発生する事件であるが、微妙に読書サークル「バベルの会」で繋がっている。大体が一人称視点で進むのだが、結構淡々と描かれていて、ホラーさやドラマチックさは薄め。各話での犯人と犯行に至る動機は読んでいるうちに結構分かってしまう(別に悪いことではない)が、いずれもサイコパス味があるのがポイント。

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★--
 ふつう。長編はどんな感じなんだろ?

4.どのような人に推奨するか

 特に思いつかないかな。短いのでサクっと読める。