Vlad Tepes / War Funeral March
フランスのカルトブラックメタル Vlad TepesのWar Funeral Marchをレビュー。
1.作品を選んだ理由
Morte Luneを先に聞いてあまりの音質にびっくりしたが、こっちの方がまだマシ的な話を聞いてゲット。
2.内容
元は1994年のデモテープ(#1-#5)に、1993年のリハーサル音源(#6-#9)をカップリングした2013年にDrakkarリリースのコンピレーション。音楽性はMorte Luneで説明した通り極めて真っ当なプリミティブブラックだが、音質はこちらのほうがよろしい。ドラムがポコポコとしていてあまり聞こえない以外はギターもよく聞こえボーカルも迫力がある。何よりあの酷い音割れ感がなくなっているのが、聞きやすさの向上に寄与している。後半のリハ音源はやや音が遠く、軽くなる。比較論でよい点を挙げたが、トータルの印象はサタニック&カルトで変わりなし。
3.感想/評価(★の5段階評価)
★★★--
プリミティブブラックとして評価できる(評価しやすい)内容になっています。実際リフはいいんだよ。
4.作品をどのような人に推奨するか
最初にVlad Tepesを聞くなら、こっちにしましょう。なお、2018年には各種リリースをまとめたボックスセットがDrakkarから出ているようなので、そっちを手に入れてもいいのかも。