めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Cobalt / Gin

Gin

Gin

アメリカのドゥーム/ブラック/デスメタルバンド CobaltのGinをレビュー。

1.作品を選んだ理由

 1st "War Metal"で興味を持ったので本作も購入。GInってお酒ですか?

2.内容

 2009年リリースの3rdフルで、Profound Lore Recordsから。ジャケット写真はアメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイだそうで、アルバムそのものも彼に捧げられている。
 1st "War Metal"で見せたブラックメタル要素はかなり消え失せていて、ドゥーム系のテイストになっているといえばいいのか。スローで長尺の曲が多く、クリーントーンによる鬱々とした展開や、クリーンボーカルで朗々と歌い上げるパートの導入などが大きな違いと感じる。ブラックメタルっぽいパートは分厚いパワーコードをかき鳴らしつつ咆哮デスヴォイスで淡々と進行するパート。フレーズ個別には、ほんのりと抒情性を感じさせるものもあり。
 音質綺麗にまとまっていて、分厚いギターとドラム・ボーカルのバランスがよい。ベースもよく聞こえます。

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★--
 あまり聞いてこなかった音なのでなんとも評価しづらいんだが、よく聞くかというと聞かないんだなぁ。

4.どのような人に推奨するか

 ドゥームデスやデプレッシブブラックのように雰囲気のあるデスメタルサウンドを好んで聞く方向けではないかしら。スピード狂には全然おすすめしません。