めたすらいむの舟

メタル(デス/ブラック/プログレ中心)と書評(SF/ミステリ寄り)を通じて、ものを書く練習を行っています。原則週次更新予定。

綾辻行人 / の検索結果:

綾辻行人 / Another

…: Kindle版 綾辻行人 / Another のレビューです。 1.作品を選んだ理由 館シリーズ・囁きシリーズはマジで面白かったわけだが、ちょっと毛色が違う感じのこちらも読んでみた。名作ということだが…? 2.内容 原作は2009年とのこと。角川文庫の上下巻のやつです。呪いにより年度中に生徒及びその関係者が死にまくる年があるという、とんでもない中学校が舞台のホラー/ミステリー。舞台設定的にも結構対象年齢を落としている気がする。転校生である主人公とワケアリなオーラを纏った細…

綾辻行人 / 緋色の囁き

…4メディア: 文庫 綾辻行人 / 緋色の囁きのレビュー。 1.作品を選んだ理由 『十角館』『水車館』ときて、別シリーズのこちらも読んでみる。 2.内容 原作は1988年、作者の4作目であり『館』シリーズから離れた『囁き』シリーズの第一作。館シリーズがミステリー:ホラーの割合が8:2だとするならば、少なくとも本作ではその割合は2:8に逆転している。つまりホラー要素が強まっている。闇と未知に対する恐怖感と緊張感が、非常なる臨場感を持って書かれている。最初の事件を発見する下り。開か…

綾辻行人 / 水車館の殺人 <新装改訂版>

…5メディア: 文庫 綾辻行人 / 水車館の殺人のレビュー。 1.作品を選んだ理由 『十角館』で衝撃を受け、2作目を早速購入。 2.内容 原作は1988年、作者の2作目であり『館』シリーズとしての2作目。『十角館』同様、近年になって作者本人が手を加えて新装改訂して講談社文庫より出版された。相変わらず、怪しい館に妖しい住人の集まりと、奇々怪々なる殺人事件。プロローグで既に発生している猟奇的な殺人の雰囲気と、現在と過去を行き来する構成が特徴的。仮面をつけた車椅子を使う館の当主が既に…

綾辻行人 / 十角館の殺人 <新装改訂版>

…6メディア: 文庫 綾辻行人 / 十角館の殺人のレビュー。 1.作品を選んだ理由 普段ミステリーは読まないのですが。この記事で読んで、買ってみた。 prtimes.jp 2.内容 原作は1987年だが、近年になって作者本人がやや手を加えて新装改訂された。講談社文庫より。500ページくらいあるけど、字と余白が大き目なので、結構短く感じた。もちろん短く感じたのは、作品自身が読ませる力に優れているからであるが。文体は新聞か教科書かというようなというほどに明快でわかりやすい。次々に起…