Andromeda / Extension of the Wish
- アーティスト:Andromeda
- 発売日: 2001/05/29
- メディア: CD
スウェーデンのプログレッシブメタル、Andromeda / Extension of the Wishをレビュー。
1.作品を選んだ理由
PoSの新作を買ってからと言うもの、プログレメタル熱が来ているんですよね。
2.内容
2001年にCenruty Mediaからリリースされたデビューアルバム。後年正式加入したボーカルDavidくんと一緒に再録した『Final Extension』というのもあるんですが、私は持っていないので本稿は原盤のレビューとお考え下さい。
いかにもプログレメタル然としたブルーを基調としたジャケットも、音楽を印象付けてくれている。テクニカルで細かいフレーズのギターを中心としたインストゥルメンタルプレイが支配的なプログレメタル。この時はゲストボーカルが歌っていて、クセがなくストレートに伸びやかな声ではあるんだが、メロの弱さもあって歌は殆ど印象に残ってない。
一方でインストパートの充実ぶりはかなりのものがある。#1 "Words Unspoken"のイントロの透明感に溢れた高音ギターによる7/8拍子のリフが早速耳を引く。#3 "In the Deepest of Waters"も性急な7/8拍子のメロディーと慌ただしいドラムが印象的。キーボードのふにょふにょしたリードサウンド(なんていうんですか?あの音、Moogの音みたいな…)も、ユニゾン・ハモリと印象的な活躍を見せる。ヘヴィさもテクニカルさも十二分に備えているが、それ以上にマイナー調で冷ややかなメロディーが良い感じです。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
歌は弱いが、それを補ってあまりあるインストパートでこの評価ですわ。
4.どのような人に推奨するか
Dream Theaterが比較対象に挙げやすいと思うんだけど、この1stに関して言えば、Liquid Tension Experimentを北欧っぽくした、という方が近いかなぁ(歌が目立ってないという意味も込めて)。テクニカルインスト派にもおススメできる。