Cattle Decapitation / Death Atlas
- アーティスト:Cattle Decapitation
- 発売日: 2019/11/29
- メディア: CD
アメリカのデスメタルバンド Cattle Decapitation / Death Atlasをレビュー。
1.作品を選んだ理由
凄く前に牛ジャケで有名な3rdを聞いたことがあるので、今どんなもんかな?と買ってみた。
2.内容
2019年にMetal Bladeからリリースされた8thフルアルバム。なんかのインタビューで読んだけど、彼らはCarcassっぽいことをやろうとしてバンドを結成したらしい。歌詞のテーマも動物虐待や環境破壊などの社会的なものであるらしいし、バンドメンバー自身もヴィーガンであるとか聞いたぞ。
サウンドは、かっちりと硬質なデスメタルをベースとしながら多彩で振れ幅が大きい。Marduk, The Legionあたりを想起するスウェディッシュスタイルのファストブラックメタルっぽい壮大でメロディックなブラストパートもあれば、低音でゴリゴリに刻むモダンなデスメタルパートもアリ。ボーカルが特徴的で、影響源であるCarcassも思わせる喚き系のハーシュヴォイスと低音グロウルのコンビネーションに加え、クリーンボーカルもかなりの割合で顔を出す。クリーンボーカルといっても、朗々と綺麗に歌う感じではなく、なんというかAcceptのUdo Dirkschneiderさんのような金切りダミ声で、浮遊感のあるメロディーを歌い上げている。この点は好き嫌いがわかれそうな気がする。加えてムーディなインストもありで、激烈ではありつつもメロディー成分が多めなエクストリームメタルといった感がある。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★--
先に挙げた諸要素が効果的に働いているかというと、自分にとってはそうでもなかったので、普通。
4.どのような人に推奨するか
いろんな要素があるのでターゲットを明言するのが難しい。エクストリームメタルではある。