めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Deeds of Flesh / Of What's to Come

Of What's to Come

Of What's to Come

  • アーティスト:Deeds Of Flesh
  • 発売日: 2008/11/18
  • メディア: CD

アメリカのデスメタルバンドDeeds of Flesh / Of What's to Comeをレビュー。

1.作品を選んだ理由

 最近久しぶりにこのバンドを買ったので、過去作も含め聞き返したのでした。

2.内容

 2008年にUnique Leader Recordsからリリースされた7thフルアルバム(6thを持っていないのでレビューとしては1作飛ばし)。
 ベースとなるサウンドは5thと一緒で、ブラスト主体の硬質硬派なデスメタル…なのだが如実な違いが!テクニカルデスメタルなバンド達がやりそーなギターの高音弦を用いた無機質でピロピロしたメロディ感のあるリフや、流麗なギターソロが大々的に導入されている。これによって、一聴した際の印象は結構メロディックなものになっている。それが功を奏しているかというと、別に嬉しい変化ではないような気はするのだが…。あくまで要素として取り入れてあるだけで、作品を支配するまでには至っていないので、旧作のファンもそこまで躊躇せず聞いてみてよいと思います(Decrepit Birthの1st⇒3rdの方が全然変化が大きいやろ)。  

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★★-
 うーん、新要素はそこまで…だが普通に聞けるので嫌いではない。

4.どのような人に推奨するか

 ちょっとモダンなテクデスっぽくなり、彼ら自身の個性であった硬派で一本気なデスメタルから距離を置いている感がある。ファンなら買いでいいが、個人的には優先度低かなぁ。