Milking the Goatmachine / From Slum to Slam - The Udder Story
From Slum To Slam: The Udder Story
- アーティスト:Milking the Goatmachine
- 出版社/メーカー: Noiseart Records
- 発売日: 2019/12/20
- メディア: CD
ドイツのデスメタル・グラインドコアバンドMilking the Goatmachine / From Slum to Slam - The Udder Storyをレビュー。
1.作品を選んだ理由
新宿ディスクユニオンで完全にジャケ買い。まあポップの力もある。デスメタルのポップを大量に書いてくれている大塚さん、ありがとうございます。
2.内容
2019年リリースの8thフルで、NoizeArt Recordsからリリース。2008年結成の若いバンドながら近年珍しい多作なバンドで、1年に1作くらいのペースでリリースしているみたいだね。バンド名からも、アメコミなジャケットからも、ヤギのお面をかぶったメンバー写真からもヤギ(Goat)愛を感じる仕上がり。
ぶっとく歪んだギターとベースでノリ重視の低音リフをザクザク刻んでいく。タイトルにもある通りスラミングデス的な要素が結構強く、グゥィグゥイーと低音ガテラルをキメ込むボーカルとスローパートの組み合わせは確かにそれっぽい。というか、曲調としてはハードコア風のハネたような疾走パートがたまに出てくるくらいで、全体としてはスローパートの方が何なら多いし、ブラストビートも基本的にない(#6 や#8あたりで少し聞けるが、あまり勢いがない…)。ガテラルの効いた、スローなTerrorizerといった感じ。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★--
うーん、もっと速いパートは速くのメリハリが欲しいぞ。なんだかとても大人しく感じてしまった。
4.どのような人に推奨するか
ノリ重視のグラインドコア好きや、スラミングデス好き向けかなぁ。爆速なブルータルデスメタルを期待すると全然違うので気を付けて。