Pyrexia / Age of The Wicked

Age of the Wicked (Bonus CD)

アメリカのデスメタルバンド Pyrexia / Age of The Wickedをレビュー。

1.作品を選んだ理由

　Pyaemiaと一緒に買った。同じかと思ったら別のバンドだった。

2.内容

　2007年リリースで3rdフルアルバムでUnique Leader Recordsからリリース。オールドスクール度高めの刻み多めの低音デスメタルリフに、ツーバスドコドコ＆ブラストスタタタと変幻自在の高速ドラムが絡み合う、スピード感とある種の爽快感に溢れたデスメタル。突進一辺倒ではなく、時折切り込んでくるSlayer的な無調ギターソロ、スローでノリの良いビートダウンパートが楽曲を印象付けていて、ひいてはそれがこのバンドの特徴なのだと思う。
　ややザラついた音色ながらギターもドラムも良く分離してクリアに聞こえるが、かといってあまりに機械的ということもなく、荒々しさを備えた極めて真っ当なデスメタルサウンド。ボーカルはガテラルヴォイスではなく、デスラッシュみたいな咆哮系なのがちょっと珍しい。完全にブルータルデスメタルではあるのだけれど、このボーカルとビートダウンパートが聞きやすさを上げている気がする。

3.感想/評価（★の5段階）

　★★★★－
　いいんじゃないでしょうか！ちゃんといいリフを書いている。

4.どのような人に推奨するか

　高速パートとスローパートがイイ感じに織り交ぜられ、リフも結構わかりやすい。ブルータルデスメタル好きのみならず、デスラッシュ好きが聞いてもいい評価になるのでは。