めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

Rush / Caress of Steel

Caress of Steel

Caress of Steel

カナダのロックバンド RushのCaress of Steelをレビュー。

1.作品を選んだ理由

 Rush全作シリーズ。Progressiveタグをつけるならここからだと思うんだよね。

2.内容

 1975年リリースの3rd。Mercuryからのデジタルリマスター盤。前作Fly By Nightから半年ほどでのリリースってすごくない?このリリースペースが70年代っぽい。

 一気に大作主義に寄ったイメージのある3rd。5曲中2曲で、13分・20分といった長尺曲をやっている。#1 ”Bastille Day”は勢いのあるハードロックだが、コーラスのメロディとベースラインが妙にメロディアスでちょっと哀愁もある感じ。何度聞いても、3:50のところで強拍と弱拍がひっくり返る(Metallicaの"Fight Fire with Fire"現象やね)。歌詞はフランス革命を題材としており…タイトル見ればわかるか。
 #2や#3はミドルテンポでやや落ち着いたポップロックな曲。#2 "I Think I'm Going Bald"⇒禿げると思うよ、は草。邦題は『老いてゆくのか』だったと思う。そういえばアルバムの邦題にも触れていなかったが、これは『鋼の抱擁』だったかな?まぁ、そのまんまだね。   申し訳ないが、大作の2曲はちょっとあんまり印象に残っておらんのだよなぁ。

3.感想/評価(★の5段階)

 ★★★--
 ということで、こんな感じ。

4.どのような人に推奨するか

 第1期の中では、"Fly By Night"・"2112"を買って気に入れば、その合間であるこの作品もご購入を検討ください。