1349 / Massive Cauldron Of Chaos
- アーティスト: 1349
- 出版社/メーカー: Season of Mist
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: CD
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ノルウェーのブラック/スラッシュメタルバンド1349のMassive Cauldron Of Chaosをレビュー。
1.作品を選んだ理由
1349紹介の続き。5th "Demonoir"は持ってないのでスキップ。なんか2019年になって新譜出ているらしいですね、買わないと。
2.内容
2014年リリースの6thフル、Seasons of Mistから。なんかいろんなバージョンがあるらしいが、手持ちのものは10曲目にPossessedのカバー『The Heretic』が収録されている。
1349 is Backな作品。4th-5thでのスローでアンビエントな要素はさっぱりなくなり、1曲目から高速でスラッシーな曲が並ぶ。なのだが、荒々しかった1st~3rdとは異なり、サウンドは全体的に残響音が少ないというか、小綺麗にまとまった雰囲気になっている。ギターはささくれだったような高音の強いサウンドではなく、比較的刻みに芯のあるスラッシュ風サウンド。手数足数が多く暴れまわるドラムが大いに復活しているが、こちらもさっぱりとクリアな録音になっている。スネアとバスドラがうるさくない。1stあたりの「シパパパパパ」という擬音を当てたくなるようなサウンドではなく、こちらもオールドスクールなスラッシュ風というか、重心低めのドタドタした音になっている。
パート1つ1つを見ると、和音やトレモロリフの使い方にブラックメタル味を感じるんだが、全体としてはやや刻みの印象が強く残るかな。ギターソロや単音ギターメロディが曲中のそこかしこで聞かれるようになったのも、その印象の変化に買っている。そんな流れにあって、Possessedのカバーは結構違和感なくハマっているように思える。原曲聞いたことないからかもしれないけど。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★-
リフも攻撃性も高くて、とても良い。思い入れ補正で★4なんだが、クオリティ高い。
4.どのような人に推奨するか
1st~3rdのファンに推奨できるサウンドに戻った。ブラックメタル度は下がったというか、ブラックスラッシュなサウンド。ブラストがクソ速いAura Noirだと思って聞いてみるとかどうでしょうか。