体験記:印象派への旅 海運王の夢(Bunkamuraミュージアム)
体験記シリーズ。渋谷Bunkamuraミュージアム「印象派への旅 海運王の夢」に行きました。
1.鑑賞のきっかけ
GW10連休で美術館に結構行ったので、その続きでなんかないかなーと思って突撃。初めてのBunkamuraミュージアム。
2.内容
19世紀イギリスで海運業で財を成したウィリアム・バレルが、収集した作品を1944年にグラスゴー市に寄贈したことで誕生したバレルコレクション。産業革命の最中にあって都会での保存は絵画を痛めると考えたとのことで、「郊外に展示すること」「英国外に持ち出さないこと」を条件としてこのコレクションは成立している。
…日本で展示をやるのは2つめの要件に反することになるのだが、美術館がここ数年で改修するため、貸し出し可能になっているために今回限りで実現した展示であるという。
バレルが集めてコレクションであり、特定の作家にフォーカスしたものではないのだが、エドガー・ドガのバレエ練習風景の絵がひときわ大きく取り扱われていた印象。ドガさんはバレエを見るのが好きで、なんかの権限を活かしてバレエの練習をよく見に行っていたらしいですね。バ少女たちのバレエを日々眺めるおっさんと考えるとイカン気がするが、そういったフェティシズムが生んだ名作って多分多いんだろうな。
展覧会後半では撮影可能エリアがあり、いくつか写真を撮ってみた。ギュスターヴ・クールベが描いた保養地の美女とか、知らなかったけど海辺や船をえらく奇麗に描写するヴィジェーヌ・ブーダンの絵が気に入った。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★ー
バレルさんの歴史はわかったけど、絵画そのものは「綺麗だなー」の鑑賞で終わってしまった感があるぜ。
4.どのような人に推奨するか
バレルさんのコレクションなんでなんとも言えないが、タイトルの通り印象派の画家による作品が多いと思うので、印象派好きにはいいのではないでしょうか。
Ex.ギャラリー
ポスター
クールベ
ブーダン
バレルさん