Blasphmachine / Salvation
- アーティスト: Blasphmachine
- 出版社/メーカー: Dunkelheit Productio
- 発売日: 2015/11/13
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
マレーシアのデス/ブラックメタル Blasphmachine / Salvationをレビュー。
1.作品を選んだ理由
バンド名が「ぶらすふぇましーん」だしこれはイケるやろ草、と思って購入。前知識はなかったものの、果たしてその通りであった。出身のコタバルって、マレーシアの中でもシンガポール寄りじゃなくてタイ国境側に近いのね。
2.内容
2015年リリースのEP。Dunkelheit Productionからなので、手に入りやすいのだろうか。結成が2012年らしく、現時点でフルアルバムが1枚もなく、SplitかEPのみ。
ファットなギターサウンドで色気のない低音リフをズムズムと弾き出し、重いドラムが前のめりなブラストビートをたたき出す。これに低めの音で呪詛のように吼えるボーカルが加わるという、1st Wave Black Metalゆかりの真っ黒デスメタルでございます。この手のバンドにしては妙に音質が良く、生々しい勢いを保ち音圧があるサウンドを披露している。音楽的な比較対象としては、Archgoatや#8でカバーもしているBlack Witchery、同じアジアだとなんだろう…Heresiarchとか。とにかくそんな感じ。
EPといいつつカバー曲含め8曲27分あるので、個人的にはアルバムとして聞いている。この界隈だとフルアルバムでも30分未満とかあるし。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★★
何気にリピート率が高い。音質も含めバランスが良い出来。
4.どのような人に推奨するか
比較対象に挙げたようなバンドが好きな人にはいいのでは。ただ、他の作品があまりに少数リリースすぎて全く手に入る気がしない(or CDでのリリースすらない)ので、追っかけるのは困難。