Anticristo / Diablo salmos
チリのブラックメタル AnticristoよりDiablo salmosをレビュー。
Amazonがなかったので画像だけ。
1.作品を選んだ理由
御茶ノ水ユニオンかどこかで見かけてレーベル買い。Deathrash Armageddonなので。
2.内容
2015年2nd、Deathrash Armageddonからのリリースなので多分そこそこ流通している。1stはCD-R、3rdはカセットとのことで、見たこともないです。
内容的には、荒々しいトレモロリフとブラストで疾走するブラックメタルだが、所謂北欧系との相違点が何点か。
まず、トレモロリフといいつつ北欧的なメロディアスさになっておらず、どこか暑苦しい感じがする。ギターのふぉーーんとしたフィードバック音から開始するパターンが多いのも、荒々しさだったりライブ感を助長する。疾走ばかりでなく、テンポを落としゆったりとしたフレーズを紡ぐなどアレンジに工夫が見られる。ボーカルはリバーブの効いた、ガナリ・吠える感じのデスヴォイス。
音質もドカドカと乱雑ではあるが、各音がバランスよく聞こえつつも渾然一体となっており、アンダーグラウンドとしてはよい方。ベースもよく入っていて、高音シャリシャリ系ではなく、結構重めのサウンドとなっている。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★--
真っ黒な音楽をやってくれているものの、何かパッとせずあまり聞かない。