The Crown / Eternal Death
- アーティスト: CROWN
- 出版社/メーカー: PLAST
- 発売日: 2017/04/28
- メディア: CD
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スウェーデンのメロディックデス/スラッシュメタル The Crown / Eternal Deathをレビュー。
1.作品を選んだ理由
最初に名作4th Deathrace Kingを聞いて感動したので、集め始めたもの。
2.内容
1997年リリースの2nd。自分のはCentury Media再発版で、リリース当初は旧名(Crown of Thorns)だがすでにThe Crown表記の者だったと思う。
特徴はクサすぎず甘すぎずのバランス感覚を保ったストレートなメロディと、メロデス勢にはない高速なスピード感。後続の作品に比べるとロックンロール風味や怒涛の刻みリフはまだ少ない方。トレモロリフやギターメロディによるそこそこ抒情的なリフに高速ブラストビートが絡む様は、所謂メロディックデスメタル黎明期のバンドたちよりも、ファストブラック勢のバンドに近い感覚もあるかも(似ているかというとそうでもないけど、Dissectionの1stとかDark Funeralの2ndとか)。
ただ、寒々しさは全くなく、ジャケットの通り赤系で熱い!というイメージのメロディックデスである。#4, #10などは長尺でゆったり展開する聞かせる系の曲もある。
3.感想/評価(★の5段階)
★★★★-
このころのThe Crownと似たようなバンドって冷静に考えるとあまり浮かばない。既にオリジナリティあると思う。3rd以降の爆走デスラッシュとはちょっと趣が違うので、聞く頻度は高くないけど、すごくいいよ。
4.どのような人に推奨するか
所謂メロディックデスのバンドは速度が足りない、あるいはクサすぎと思う方には、実はぴったりハマるサウンドかも。先にも書いたように、こういうバランスのバンドってあまりいないので。