Hour of Penance / Cast the First Stone
イタリアのブルータルデスメタルバンド Hour of PenanceよりCast the First Stoneをレビュー。
1.作品を選んだ理由
6thと併せて7thを購入。
2.内容
2017年リリースの7thで、Prosthetic Recordsからのリリース。またドラムが変わっていて、Putridityで辣腕を振るったDavide "Brutaldave" Billa<Dr>が加入している。
前作譲りの激烈ブルータルデスで、あまり細かく言い足すことはない。ドラムはもともと超高速・超テクニカルだったので、その点ではメンバーチェンジの影響は小さく、曲に合わせた超速ブラストビートやフィルインを披露してくれている。前作同様、テンポを落としてゆったりとした展開やメロディを見せるパートはやや増であり、サウンド面も含め安定の品質。多彩なギターリフと卓越したアレンジ力で、突進力がありながらも「聴かせるデスメタル」を安定的にやれているのは凄いと思う。
Cast The First Stoneのタイトルは、ヨハネの福音書にある「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず石を投げなさい」から来ていると思われる。
3.感想/評価(★の5段階評価)
★★★★★
細かな違いは挙げたものの、気持ちよい作品であることに疑いはない。
4.作品をどのような人に推奨するか
過去作が気に入っているファンには問題なく推奨できるし、これが最初の作品でもいいと思います。