Gorguts / Obscura
カナダのプログレッシブデスメタルバンド GorgutsのObscuraをレビュー。
1.作品を選んだ理由
名前だけ知ってた。ゴアでガットなので、てっきりブルータルデスかと…。
2.内容
1998年リリースの3rd、本品は2015年にCentury Mediaからの再発。超複雑でリズムを見失う展開に、不協和音を主としたテクニカルリフを中心とした変態的なデスメタル。不協和音といっても、暗黒性の高い邪悪なメロディといった趣きではなく、無調で不快感のある音使い。同じカナダだからかもしれないけど、Voivod的に感じました。確かに基本的なフォーマットはデスメタルだしヴォーカルもデスボイスなのだけど、曲展開や音の気持ち悪さが随一で、非常に独自性がある。うまく比較対象が出てこない。MeshuggahとかのDjentでもないし、Spiral Arhchitect的なテクニカルさともまた違うんだ。
3.感想/評価(★の5段階評価)
★★★--
気持ち悪くて聞き疲れするが、確かにすごい。何度か聞いたら感想変わる系な気がする。
4.作品をどのような人に推奨するか
テクニカルよりはアヴァンギャルドなものを好む人。この密度を60分はキツイが、ハマれる人にはすごくハマる音だと思う。