三浦しをん / 格闘するものに〇
三浦しをん / 格闘するものに〇 のレビューです。
1.作品を選んだ理由
作者名だけ知っていて読んだことはないが、敢えてデビュー作から読んでみるのもよかろうと思い。
2.あらすじ(内容)
2000年の作品。主人公である女子大生可南子が自分の好きなこと「漫画」を仕事にしようと就職活動に苦戦しながら、書道家の老人との恋、家族との確執の様が描かれる。就職活動を結構を克明に描いていて、且つそこまで全力でもなかったりどこか呑気だったりする様がリアルである(面接をすっぽかしてしまうとか)。自分も似たような時期に就職活動をしたりしていたので、背景には共感できた。青春小説といってよいのではないか。弟や家族(父親)をめぐるドラマは、物語のスパイスといった感じ。
3.感想/評価
★★★ーー
さくっと読めました。最新作も読んでみたい。
4.どのような人に推奨するか
多分同時代に就職活動を経験した人の方が面白く読めるのではないかと思います。