めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。なお、推理\ミステリ小説のネタバレは書きません。

後藤武士 / 読むだけですっきりとわかる日本史

 

読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)

読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)

 

 

藤武士 / 読むだけですっきりとわかる日本史 のレビューです。

 

1.作品を選んだ理由

   QuizKnockこうちゃん氏の本棚紹介で興味を持ったため。日本史などすっかり忘れているため、教科書レベルの復習が気軽にできればと思い購入。このシリーズは世界史・地理等複数あるが、この作品が一番売れているようだ。(近くの本屋でも入手できた)

  

2.あらすじ(内容)

    縄文時代から近代日本までの概説。中学生が習う教科書レベルの日本史に、読む人を飽きさせない程度の雑学やトリビア的小ネタが挟まれる。講義形式(語り口調)の文章で書かれており、出来事の羅列だけでなく因果関係を示してくれているため、非常に読みやすい。

 

3.感想/評価 ★★★--

   通して非常にさらっと読め、復習にちょうど良かった。Amazonレビュー等では歴史を語る書籍としての不正確さを問題として指摘をしている人が多かった。本書は歴史学者ではなく教育畑の方が書かれた本であり(だから誤ったことを記載していい、というわけではないが)、参考文献が特に示されているわけでもないので、そういうこともある本だと思って読めばいい話かと。

 作中太字で語呂合わせが頻出するが、覚えやすいわけでもなく出来事と関連性を感じさせるものでもないので、これは不要だと感じた。(ワンツーツーワン承久の乱の方が良い…)

  

4.どのような人に推奨するか

    中学社会の振り返りレベルをさらっとやりたい人に。まったく興味がなく完全に1から学びたい人にはもっと平易な入門書がいいのかもしれないが。