Evil / RItes of Evil
日本のブラック/スラッシュメタル、EvilのRites of Evilをレビュー。
1.作品を選んだ理由
outbreak of evilさんで知ったのだったか。この時aura noirみたいな汚いブラックスラッシュにハマっており、日本の若者のバンドでしかも高品質ということで、リリース当時すぐ買ったと思う。ディスクユニオンにて、帯付きの日本盤CD(RecordBoyの方が帯文などをご担当)で購入。AmazonリンクはLPだが…RecordBoyやObliterationRecordで購入すればよいのではないか。しかしNWN!からリリースってすごいね。
2.内容
初期Sodom(Obsessed by Crueltyまで)や初期Sarcofagoのスタイルを現出させるブラックスラッシュ。曲やリフの1つ1つが非常にキャッチーで差別化できており、コーラスもわかりやすい。歪みすぎないややクランチなギターがザクザクと刻みつける。音質はRawではあるものの、演奏は上手いしポンコツ感は全くない。ボーカルもやはり結構スラッシュ的な雰囲気が多分にある。歌詞は全編日本語。1度歌詞がわかると結構そのまま聞き取れる。卒塔婆の剣!
#5 曼荼羅などでは、Sarcofagoっぽさ(ブラストビート、リフの雰囲気、何より唐突なハイトーンシャウト)が顕著で非常によろしい。
3.感想/評価(★の5段階評価)
★★★★★
2017年で一番聞いたかも。やはり曲がよいのは強い。トータル33分というのもよい。
4.作品をどのような人に推奨するか
ガチガチに固められたマッチョなスラッシュ/デスではなく、Rawで荒っぽいスラッシュメタル好きにはとても推奨できる。