Despised Icon / The Ills of Modern Man
カナダのデスメタル・デスコアバンド Despised IconのThe Ills of Modern Manをレビュー。
1.作品を選んだ理由
デスコア入門として、ディスクユニオンで見かけた4thと一緒に購入。
2.内容
カナダという出身国による先入観もあると思うが、Rush~Voivod~Cryptopsy的なテクニカルさを感じるデスメタル。音質は文句なしで、ドロドロした感じではなくストレートでクリアなメタルサウンド。
適度にテンポチェンジ・テンポダウンを挟むが、基本的にはブラスト主体でストップ&ゴーを交え突き進む。ギターは基本的に低温でズンズン刻んでいるが、時に不協和音をハモったり飛び道具的速弾きやハーモニクス・高音リフを出してきたりとバリエーションが幅広くテクニックを感じさせる。ボーカルはデスメタル的な咆哮・高音喚き・低音のヴィーヴィーといった呻きがコンビネネーションされている。
トータル40分、高品質なデスメタル。先にCryptopsyを引き合いに出したが、別に似ているとは思ってはおらず。曲構成が複雑ということはなく、ビートダウン等でノリノリな部分もあるため、聞きやすくカッコよいデスメタルとなっている。
3.感想/評価(★の5段階評価)
★★★★-
これがデスコアというものか。いいんじゃないでしょうか。
4.作品をどのような人に推奨するか
デスコア入門で推奨されているケースが多いので、それに倣い「デスコアって何?」という人におすすめしておこう。ちなみに自分はデスコアとデスメタルの違いがあまりわかっていないので、単にビートダウンがあるデスメタルとして聞いている。