めたすらいむの舟

メタル/書評を通じて、ものを書く練習を行っています。原則平日朝更新予定。

歌野晶午 / 葉桜の季節に君を想うということ

 

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

 

 歌野晶午 / 葉桜の季節に君を想うということ のレビューです。

 

1.作品を選んだ理由

   QuizKnock三守君の本棚紹介で興味を持ったため。第4回ミステリ大賞などを受賞しているらしい。ミステリは全然読んだことないのと、叙述トリックによるどんでん返しがあるとのことで、とっかかりとして。

  

2.あらすじ(内容)

    友人からの依頼がきっかけで、主人公が霊感商法会社の調査を行う。様々な時間軸を行き来しながら、物語が進んでいく。

 

3.感想/評価 ★★★★-

   古典を読んでから現代小説を読むと、めちゃくちゃ読みやすい。あらすじにも記載の通り様々な時間軸とストーリーを行き来するが、それぞれに読ませる力がある(冗長に思えるパートもあるが)。

 いわゆる「仕掛け」は大きく2点あると思っており、いずれもきれいにハマっていると思う。事件が完全に解決されるかというとそうでもない。一部のAmazonレビュー等ではこれらの点について否定的なコメントもあるが、自分はミステリーに事件の完全なる解決も、仕掛けの完全さも特に求めてはいないので、単純にエンターテインメントとして楽しく読めて満足している。どんどん読み進めることができ、一晩で読了(それくらいには魅力があった)。

 

4.どのような人に推奨するか

    宣伝文句は置いといて、エンターテインメント性の高いストーリー小説として素直に楽しめる人。